皆さま、この夏をいかがお過ごしでしょうか?
なんと言ってもこの夏は気温が高くて暑いですね。
「猛暑」とか「酷暑」とまで言われていますし、7月の猛暑日の日数が過去最多にもなっていました。
猛暑日とは最高気温が35℃以上の日のことを言い、30℃以上の日を真夏日、25℃以上の日のことを夏日と言います。
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq3.html#:~:text=「猛暑日、真夏日、,真冬日といいます%E3%80%82
ちなみに
酷暑とは。
気象統計上の言葉ではないようで、酷暑も気温が35℃以上の日を指すことが一般的なようです。なので、酷暑も猛暑も暑さの程度は同じのようです。
そしてこの暑さの中なので、「夏バテ」や「熱中症」などの症状が蔓延しています。
症状としては
「体が重だるくて仕方がない」「食欲が落ちてしっかり食事が摂れない」
「胃腸の不調が続いている」など。
さらには
「睡眠が十分にとれない」「頭痛がひどくて仕事ができない」「体がふらふらしてめまいのような感じがする」
「何もする気がしない」「頭がボーっとして仕事に集中できない」「毎日憂うつで人と話したくない」
などなど人によって様々です。
ちょっとここで疑問が?
多くの方はこの暑さにツラさ感じていると勝手に想像していましたが、
きっと中には、暑さが好きとか、暑いのがたまらないとか、夏が好きなど、そんなにこの暑さをイヤに思っていない人もいるような気がします。
そういう人は、きっと夏バテとかにはならないのではないでしょうか
もしかするとここにヒントがありそうですね。
だからと言って、急に夏を好きになったり、暑さを好きになったりは難しいと思います。
#私はムリです。#これだけで好きになれたらすごい!
では、どうしたら良いのでしょうか?
暑さや暑さに対する自分の感情を受け入れるのはどうでしょうか?
暑さを好きにまでならなくても、「暑いのは夏だから普通だね」くらいに思えると良さそうです。
暑さは自分の力の範囲外にありますから。受け入れましょう。あまり考えないようにしましょう。
もちろん暑さ対策は万全に。
そしてまたここでちょっと疑問が。
「夏バテ」と「熱中症」ってどう違う?
最近はなんとなく「夏バテ」という言葉が減って、「熱中症」というのが増えてきている感じがします。
「体がだるい」のは夏バテ?熱中症?
「夏バテ」というとなんとなく怠惰なイメージがあるから?「熱中症」という方が仕方ないと思ってもらえるから?
ちょっと調べてみました。
「夏バテ」とは、夏の高温多湿の気候によって体力を消耗し、疲労感、倦怠感、食欲不振、睡眠障害などの体の不調が現れる状態をいいます。
夏には、エアコンを効かせた室内と高温多湿の室外との気温差が激しく、体温の調整を行う自律神経のバランスを崩しやすいです。自律神経のバランスが崩れると疲労を感じやすくなり、夏バテの症状が現れます。「熱中症」とは、夏の暑さによる体温の上昇や発汗による脱水症状によって引き起こされる、めまい、吐き気、頭痛などの症状をいいます。
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人間には、体に熱が溜まると発汗によって体温を下げる機能があります。長い時間暑い場所で運動や作業をしていると汗が止まらなくなり、体内の水分やミネラルが排出されてしまうため、脱水症状が起こるのです。
水分やミネラルは体に欠かせない成分で、脱水症状による熱中症は夏バテに比べて重篤な症状を引き起こします。
つまり「夏バテ」の原因は、室内外の気温差による自律神経系の乱れによるもので、
「熱中症」は、高温による体温上昇や汗による脱水によって引き起こされるもの。まためまいや吐き気、頭痛などの症状のことをさしています。
なので、本日たまたま言われた「今日は体がだるくて。熱中症かしら」と言う、エアコンが効いた自宅で長く過ごしているおばさまは、
体温の上昇や発汗による脱水は考えにくいので、「熱中症」ではなく自律神経系が原因の「夏バテ」と言うことになります。
しかし、「夏バテ」の延長線上に「熱中症」がありますので、この段階で自律神経を整えることが熱中症の予防にもなります。
一般的に言われる「夏バテ」「熱中症」予防
1.睡眠を十分にしっかりとる
2.栄養をしっかりとる(動物性タンパク質、ビタミン、ミネラルを不足させない)
3.体の冷えを予防し、外界との温度差に注意する
4.激しい運動や仕事は控えめにしてリラックスタイムを増やす
などがよく言われています。これらはすごく大切なことです。
しかし今回、このあたりの詳細は他の記事にお任せして、別角度からの自律神経の整え方をお伝えしたいと思います。
【メンタル的自律神経の整え方】
1.暑さを割り切る。
「暑さ」はしんどいですし、つらい感じがします。けど、それ以上でもそれ以下でもありません。
そして自分の力ではどうしようもでいない現象です。
なので、
「あ〜暑いなぁ」「汗がたくさん出るなぁ」「日差しが厳しいなぁ」← それだけです。
仕方のないことに、長い時間感情を持っていかれたり、余計に考えても何も変わりません。
だって、自分ではどうすることもできないのですから。
だからと言って、暑さの対策をしないのはダメですよ。対策はしっかりしてください。
暑いものは暑いと割り切って、対策だけをしていきましょう。
「暑い」と言う嫌な現象に時間をかけず、暑さ対策をしながら一生懸命生活をしていきましょう。
私は完全に割り切っています。
「暑いのは暑い」「汗をかいたら拭けばいい」「ベタベタしたら拭けばいい」「喉が渇いたら飲めばいい」。
2.深呼吸
呼吸は自分でコントロールできる自律神経の最小単位です。
呼吸を整えることは自律神経を整えることにつながります。
息を吸う吸気が、交感神経。息を吐く呼気が副交感神経と言われています。
夏の暑さによる自律神経の乱れは、交感神経が優位になりがちです。
暑さによるストレスや汗をかくこと、暑さに負けじと体を駆使することなどにより交感神経が活発になり
その反動によって、バテと言う疲れが出てきてしまうのです。
なので、副交感神経を活性化してあげると、交感神経が落ち着き、自律神経が整っていきます。
呼吸で言うと、たくさん吐くことで副交感神経を活性化しましょうと言うことです。
息を吸った時間の2倍くらいの時間で息を吐けると良いです。3秒吸ったら6秒吐く、4秒吸ったら8秒吐くのようなペースで構いません。
回数は10回程度繰り返せると良いです。
3.好きなことをする。
「暑さ」を理由に何もしなくなったりしていませんか?
暑いから外出する気になれない。暑いから仕事もする気になれない。暑いから料理もしたくない。など。
であれば、暑さに関わらず、好きなことをしてしまいませんか?
ゴロゴロしてもいいし、ゆっくり読書をしてもいい、好きな映画を見たり、好きな人と花火大会に行ったり、美味しいものを食べたり。
せっかく仕事に対してやる気が出ないのですから、好きなことをする時間に使ってみても良いのではないでしょうか?
だから、夏にはイベントがたくさんありますし、お盆休みと言う夏休みもあります。
この期間をどう楽しむかに目を向けても良いのかと思います。
そうすることで自律神経も整ってきますよ。
まとめ
「夏バテ」とは自律神経系によるものが原因で、「熱中症」は高温によるものが原因になります。
なので、夏バテ予防は普段の生活が大切で、熱中症予防は冷やすと言うことが大切になります。
とはいえ、夏バテによる自律神経の乱れが、体のオーバーヒートを起こし熱中症に繋がってしまうケースも多々あります。
自律神経を整えるためには、規則正しいバランスの取れた生活習慣を送ることが重要です。
そして、自分の力ではどうすることもできない「暑さ」と言う現象に長い時間感情を持っていかれないようにすることが大切です。
残りの夏生活を少しでも快適に過ごせるように、参考にしていただけると嬉しいです。
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