《目標設定》第1回:目標設定の重要性と基本原則。

1. 目標があることで人生や競技がどう変わるのか?

「目標を持つことは大切」とよく言われますが、なぜでしょうか?
目標を持つことで、私たちは進むべき方向が明確になり、行動に一貫性が生まれます。例えば、スポーツ選手なら「全国大会に出場する」という目標があると、それに向けてどのような練習が必要か、日々の生活をどう整えるべきかが明確になります。一方、目標がなければ、日々の練習が漫然としたものになり、モチベーションも維持しにくくなります。

これはスポーツに限らず、仕事や健康管理、リハビリなどにも当てはまります。例えば、リハビリに取り組む患者さんが「普通に歩けるようになりたい」と明確な目標を持つことで、リハビリの意味を理解し、前向きに取り組むことができます。

目標があることで「何のために努力するのか」が明確になり、モチベーションが維持しやすくなるのです。


2. 目標を持つ人と持たない人の違い

目標を持つ人と持たない人では、行動や結果に大きな違いが出ます。

目標を持つ人の特徴

  • 目的意識があるため、行動に迷いが少ない
  • 途中で困難に直面しても、「目標達成のために必要なこと」と捉え、乗り越えようとする
  • 成功体験を積み重ねることで、自信がつく

目標を持たない人の特徴

  • その場の気分で行動しがちで、一貫性がない
  • 途中で壁にぶつかると、「自分には無理だ」と諦めやすい
  • 達成感を味わう機会が少なく、モチベーションを維持しにくい

例えば、ダイエットをしようと思ったときに「なんとなく痩せたい」という人と、「3か月後に5kg減量する」と決めた人では、日々の行動に差が出ます。後者の人は「運動や食事管理をどうすれば達成できるか」を考え、計画的に行動できます。

このように、目標を持つことで「行動の質」が変わり、結果的に成功しやすくなるのです。


3. 理学療法士とメンタルトレーナーの視点から考える「適切な目標」とは?

目標を設定する際に大切なのは、「適切な目標を設定すること」です。無理な目標や曖昧な目標では、途中で挫折しやすくなります。

理学療法士の視点では、現実的かつ段階的な目標が重要になります。例えば、リハビリ中の患者さんが「来週には全力で走りたい」と考えても、今の身体の状態に合っていなければ達成は難しく、逆にモチベーションが下がってしまいます。そのため、「まずは杖を使わずに50m歩けるようになる」といった具体的で達成可能な目標が必要です。

メンタルトレーナーの視点では、モチベーションを維持するために「ワクワクする目標」や「小さな成功体験を積める目標」が重要です。例えば、「ただ歩けるようになる」ではなく、「旅行に行けるようになる」「子どもと公園を散歩できるようになる」といった、自分にとって意味のある目標を設定すると、取り組む意欲が湧きやすくなります。

適切な目標を立てることで、努力が無駄にならず、着実に前進できるのです。


4. 「達成できる目標」の基本原則(SMARTの法則)

目標を設定するときには、「SMARTの法則」が役立ちます。SMARTとは、以下の5つの要素を含んだ目標設定の基準です。

SMARTの法則とは?

SMARTとは、目標を設定するときに意識すべき5つの要素の頭文字を取ったものです。

  1. S(Specific:具体的である)
    • 目標を明確にし、曖昧さをなくすことが重要です。
    • NG例:「もっと運動する」
    • OK例:「毎週3回、30分のジョギングをする」
  2. M(Measurable:測定可能である)
    • 進捗を測れるような目標を設定しましょう。
    • NG例:「ダイエットを頑張る」
    • OK例:「3か月で3kg減量する」
  3. A(Achievable:達成可能である)
    • 高すぎる目標ではなく、現実的に達成可能なものにすることが大切です。
    • NG例:「1か月で10kg痩せる」(無理がありすぎる)
    • OK例:「1か月で1〜2kg減量する」
  4. R(Relevant:自分にとって意味がある)
    • 目標が自分の価値観やライフスタイルに合っているかを確認しましょう。
    • NG例:「友達がやっているから、とりあえず筋トレを始める」
    • OK例:「自分の健康のために、週2回ジムに通う」
  5. T(Time-bound:期限がある)
    • いつまでに達成するのかを決めることで、行動計画が立てやすくなります。
    • NG例:「いつかマラソンを完走する」
    • OK例:「半年後の大会で10kmマラソンを完走する」

このように、具体的で達成可能な目標を設定することで、実行しやすくなり、途中で諦めるリスクが減ります。


5. 目標を持つことで得られる心理的・身体的メリット

目標を持つことには、単なる達成感以上のメリットがあります。

心理的メリット

  • モチベーションが維持しやすくなる
  • 自己肯定感が高まり、達成の喜びを味わえる
  • 不安や迷いが減り、行動が明確になる

身体的メリット

  • 継続的な運動や健康管理につながる
  • 睡眠の質が向上し、ストレスが軽減される
  • 怪我や病気の予防につながる

例えば、アスリートが「大会で結果を出す」という目標を持つことで、練習への意欲が高まり、身体のコンディションを整えやすくなります。同じように、一般の方でも「健康的な体を維持する」という目標を持つことで、日々の生活習慣が変わっていくのです。


6. まとめ:まずは目標設定の大切さを知ろう

目標を持つことは、人生のあらゆる場面でプラスに働きます。
しかし、目標が曖昧だったり、自分に合っていなかったりすると、逆にモチベーションが下がってしまうこともあります。

そこで、適切な目標を設定するためには、以下の3つが重要です。

  1. 目標があることで、行動の方向性が決まり、モチベーションが維持しやすくなる
  2. SMARTの法則を活用し、具体的で達成可能な目標を立てる
  3. 心理的・身体的なメリットを意識し、目標達成の意義を感じる

次回は、実際に効果的な目標を設定するステップについて詳しく解説します。目標を立てることが苦手な方も、実践しやすい方法を紹介しますので、ぜひお楽しみに!

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