「勉強会開催のご報告と内容(一部)」

5月18日に「フィジカル&メンタルケア セミナー・心と体のつながりを学び、毎日をもっと快適に!」と称して

勉強会を行いました。

体のことと、心のことを同時に学べることはとても有意義で貴重な時間となりました。

第一部は理学療法士である国沢による、「身体機能の基礎とそのセルフケア方法について」。

「心」と「体」。

「心のことを考えながら、体のコンディショニングをする」。

「体のことを考えながら、心のコンディショニングをする」。

当施設の強みであり、どちらとも切っても切り離せない関係にあります。


「筋肉量(%MV)」と「筋力(WBI)」。

まず「筋肉量(%MV)」は、自分自身の生活レベルに合った筋肉量があるかどうか?が大切になります。

いつもは体組成計にて測定して数値を出すのですが、今回は時間の関係上、参考値として皆さんにBMIを計算していただき、

おおよその筋肉量(%MV)を算出していただきました。

次に「筋力(WBI」は、筋肉量(%MV)に見合った筋力が発揮できているか?というところで、簡易的に、ある高さの台からの立ち上がりで測りました。

例えば、BMIが23.6の方はおおよそ%MVは「65」になります。

それだけ筋肉量のある方は、WBIは「80」で、30センチの台から片足で立ち上がることができるはずです。

しかし、肩こりや腰痛などの不調のある方は、筋肉量に見合った筋力が出ていなという医学的なデータがあります。

つまり上記の例えの人であれば、30センチの台から片足で立ち上がることができないのです。

これを「筋出力抑制」と言います。

簡易的なもので構いませんので、ぜひ一度ご自分に「筋出力抑制」があるのかどうか、測ってみてください。

それによって、体作りのためのやるべきことが変わってきます。


そしてその「筋出力抑制」。

つまり、筋肉が上手く働いていない状態のポイントは、「背骨のバネ」にあります。

持っている筋肉が筋力として、しっかり働かせるためには、「背骨」の柔軟性が必要になるのです。

筋肉があって柔軟性のある背骨はS字カーブがあり、バネとしての働きがあり筋肉がしっかり働く状態になります。

逆に、筋肉量が少なく硬い背骨は直線的な形になっていて、バネがなく、筋肉が働きにくい状態になります。

つまり、先ほどの「筋出力抑制」のある方は、まず何をしなければならないかというと、

「背骨の柔軟性を高めること」。そして体幹のバネを作っていくことになります。


それでは、どうしてそのように、背骨の柔軟性がなくなり、硬くなり、直線的になってしまうのでしょうか?

原因は、心的ストレスや内臓の疲れ、体力低下などの原因になります。

まさに生活習慣そのものと言えます。

今回は、心的ストレスにスポットを当てて、説明させていただきました。


まとめると、

例えばの上記の人の肩こりや腰痛をよくしていくためには、

①心的ストレスを解消し、ストレスに強くなるためのメンタルスキルを身につける。

②背骨の柔軟性を高めるためのエクササイズをしていく。

③もっと体力に余裕を持たせるために、筋力を上げていく。

「心」と「体」どちらかでは完全に良くすることはできず、

どちらもケアすることで、しっかり良くなり予防的にも健康的にも良いのではないでしょうか?


第二部はメンタルトレーナー宇井野による、「心」と「体」、そして「自律神経」のつながりについてでした。

そもそも「メンタル」とは、「心」とは、体のどの部分のことを言うのでしょうか?

「心臓」か「脳」のどちらかに分かれると思います。

学術的には「脳」になります。

*個人的には、考えるために「脳」を使い、物事を感じるのは「心臓」だ。と言われるようなことも嫌いではありません。


次に「自律神経」についての説明になります。

色々な本などでみても、自律神経の説明は、交感神経と副交感神経があって、ホルモンがどうだとか、

難しいことがたくさん書いてありますが、簡単に言うとまさに上記の通り「心と体をちょうど良い感じ」にするシステムです。

まさに自律神経が乱れているとは、「心と体をちょうど良い感じ」にできていない状態になります。

難しい説明よりも、こっちの方がわかりやすいですね。


自律神経をちょうど良い感じに働かせるための一つ目の方法が、「目線」と「呼吸」です。

「目線」を下にばかり向けていてては、うつむき加減になってしまい、「鬱」向く方向に向かってしまいます。

なので、PCやデスクワークなどで、下を向いている時間が多い方は、目線を上げてみてはいかがでしょうか?

「呼吸」については、皆さんで「1:2の呼吸法」を実施しました。

例えば、3秒吸って、6秒で吐くというような感じで、吸った時間の倍吐くと言うことです。

吸気は交感神経、呼気は副交感神経と言われていますので、長く吐くことで副交感神経を促通させ、リラックスできるようになります。


「目線」や「呼吸」の他にも様々な方法で、副交感神経を活性化できることをお伝えしました。

肩こりや腰痛などの痛みを持つ方は、基本的には交感神経が優位になっている方が多いので、参考にしてみてください。

①朝は太陽の光をしっかり浴びる

②意識して気持ちのいい場所に行く

③リラックスのできる音楽を聴く

④入浴する

⑤写真を撮る

⑥塗り絵をする

特に⑤と⑥は面白い方法かと思います。

自律神経に良い理由はしっかりありますが、まずは行動してみましょう。

騙されたと思って、写真を撮ってみたり、塗り絵をしてみたりしてみてください。

きっと新しい発見があることでしょう。


終わりに。

勉強会の内容の一部ですが、簡単にご紹介させていただきました。

もう少しこの辺りを詳しく聞きたいなどのご要望がございましたら、DMにてご連絡いただければ対応させていただきます。

また時期をみて、セミナー開催をしていきたいと思っていますので、その際はご参加いただければと思います。